FINAL FANTASY XII
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プロローグ


ファイナルファンタジー12のプロローグで、発売前に発表になったものです。




戦士は剣を手に取り、胸に一つの石を抱く
消えゆく記憶をその剣に刻み
鍛えた技を石に託す
物語は剣より語られ石に継がれる
今、その物語を語ろう・・・

それはイヴァリースと呼ばれる世界の物語。

バレンティア大陸を支配する
強大な軍事国家であるアルケイディア帝国は、
オーダリア大陸を支配するロザリア帝国と
長年にわたって戦争を続けていた。

そんな中、アルケイディア帝国は両大陸の回廊に位置する
地勢学的にきわめて重要な小国、ダルマスカ王国に侵攻する。

アルケイディア帝国の侵略に屈したダルマスカ王国の
正統な王位継承者アーシェは
帝国に抵抗運動を続けるレジスタンス(解放軍)に参加する。

祖国解放を胸に戦う彼女に敵の追撃は厳しく、
しかし、くじけることもできなかった。
そんな時、一人の少年ヴァンと出会う。
彼との出会いで、しだいにアーシェの心には変化が生まれ始めていた。

そして……

二人の出会いがこの世界の物語を大きく変えてゆく。






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